5.総合ボランティアセンターの設置
〔総合ボランティアセンターの必要性〕
ボランティア活動を円滑に進めていくためには、ボランティア情報の収集・発信や、活動の拠点となる施設であるボランティアセンターの充実が求めら れています。
総合ボランティアセンターは、市民がボランティア活動を行うための支援 機関として、他の推進機関や行政等との連絡調整を行うとともに、情報の収 集・発信、ボランティア同志の情報交換の場など、ボランティア活動の拠点として活用していく施設となります。
出雲市には、社会福祉協議会や公民館等のボランティア推進機関があり、それぞれの役割の中で、ボランティア活動への側面的支援が行われています。しかし、多様な分野にわたりかつ全市に及ぶ新たな推進機関となる総合的なボランティアセンターの設置は、今後、諸活動を大きく推進していくためにも、是非必要なものです。
〔総合ボランティアセンターの設置と管理運営〕
総合ボランティアセンターは、市が設置する公共施設となるため、維持・管理等の基本的な事項については、市の責任で行われるべきものです。
一方、このセンターは、ボランティアが自由に使って活動を広げていくためのものであり、行政とボランティアが対等の立場であることを基本として、センターの主体性や民間性を損なうことなく、ボランティアの意見を十分に反映した運営がされるべきものと考えます。
〔総合ボランティアセンターの機能等〕
総合ボランティアセンターの具体的な機能としては、
◆情報の収集と紹介
◆需要と供給の調整
◆ボランティア活動やミーティングなど、いつでも誰でも利用できる場
◆ボランティア人材の養成
◆全国的、地域的ネットワークの構築
◆コーディネーター、事務局員の配置
◆各種団体、行政機関との連携
などがあり、
また、必要な設備としては、
◆印刷機器等の事務機器の設置
◆バリアフリーの構造
◆夜間・緊急時にも対応可能
◆センターは明るい雰囲気に整備を
などが求められます。
このような機能・設備を備えた総合ボランティアセンターが整備され、多くのボランティアが活用していくことにより、ボランティアがまちで育まれ、まちに大きく広がることになります。