名称

FUTA FUTA

担当

佐藤範子

日付

随時

場所

出雲市総合ボランティアセンター

内容

ふたふたと話しましょう

人数

36

外国からいらっしゃった方たちと随時会って、お互いの言葉や文化を共有しています。グループ名の「FUTA FUTA」は出雲弁の「ふたふたと話しましょう」からとりました。たくさんの方が参加してくださり、様々なことを分かちあっています。

参加者の声@
神話の息づく「ご縁の地」出雲市で、FUTA FUTAの佐藤さんとお会いできたことは本当に幸運でした。佐藤さんから「ふたふた」という言葉が出雲の方言で、「壁を作らず楽しく話す」という意味だと教えていただきました。その言葉通り、FUTAFUTAでの日本語学習は、まるで友達とおしゃべりしているようなリラックスした雰囲気で、自分のペースで進められ、とても楽しく充実した時間を過ごせています。大学時代に日本語能力試験N1を取得し、日本に住んで10年になります。周りの日本人から「日本語が上手ですね」と言われることが多く、最初の12年はその言葉が素直に嬉しかったです。しかし、だんだんと「外国人だからこそ褒められているのでは?」と思うようになりました。日本人同士で「日本語が上手ですね」とは言いませんから。このことに気づいたとき、自分の日本語をもう一度見つめ直す必要があると感じました。 特に発音については一時期とても悩み、話すのが怖くなったこともあります。でも、非母語話者が完全に訛りをなくすのは、どれだけ努力しても難しいことに気づきました。また、関東と関西で発音が異なるように、言葉は地域や人によって多様です。だから今は、完璧な発音よりも、相手に伝わることを重視するようになりました。発音にとらわれすぎず、言葉の選び方や表現の自然さにもっと意識を向けています。 FUTA FUTAで学ぶ中で、これまで使っていた辞書や参考書の説明が実は不正確だったり、ニュアンスが微妙に違っていたりすることに気づくことが何度もありました。そのたびに丁寧に言葉のニュアンスや使い分けを教えてくださり、「そういうことか!」と目から鱗が落ちる瞬間を何度も経験しています。毎回新しい発見があり、学ぶ楽しさを実感しています。言葉の奥深さを改めて感じながら、日本語の魅力にますます引き込まれています。

参加者の声A
私は
202012月にバングラデシュから日本に来ました。日本政府の文部科学省の奨学金を受けて、島根大学で博士課程の学生として学んでいます。私は日本人の優しさと日本文化に惹かれ、卒業後は大好きな日本で暮らし、大学で得た知識やスキル、経験を活かしたいと思いました。このためには日本語を学ぶ必要があると考え、バングラデシュの友人を通じて日本語のクラスに参加しました。そこで幸運にも佐藤さんと出会い、FUTA FUTAで日本語を学べることを知り、私もここで勉強することにしました。大学や研究室の仕事で非常に忙しいのですが、スケジュールの合間を見つけてボランティアセンターに行き、日本語を勉強しています。FUTA FUTAでは、必要なことをいつも優しく丁寧に教えてもらえます。私は日本語能力試験の勉強をし、就職のための面接練習も手伝ってもらいました。貴重な時間を使って教えていただき、本当に感謝しています。これからも日本語の勉強を続け、日本のことをもっと知っていきたいと思います。